2022年の快適なインターネットといえば海を跨ぐ光ファイバーの海底ケーブルだけど、いつからなのか気になった。世界最初の海底ケーブルって、いつのどこのなのか。世界最初の大陸間海底ケーブルって、いつのどこのなのか。そこから何がどうなって現代の現在につながっているのか。ググった範囲で完全に理解した。
以下「らしい」「ようだ」がとても多いのは、出典までは検証してないためで、まあ、酒場で訳知り顔で披露するウンチクくらいの理解である。
Wikipedia によると
個々の事象は暑苦しくない程度に刈り込まれ整理されてるが、なにしろ長い歴史について述べているので、記事全体の長さがヤベーな。いろいろ調べて戻ってくると、よく整理されてると一層つよく感じる。 ja.wikipedia.org
世界最初の海底ケーブルは、1850年のドーバー海峡横断ケーブル
イギリスとフランスの間。Wikipediaの「海底ケーブル」にサラッと書かれているけど、うーんもっと掘りたい。ググることしばし、ドーバー海峡の海底ケーブルのだいぶ詳しい記事を発掘できた。信憑性はよくわからない。
世界最初の大陸間海底ケーブルは、1858年の大西洋横断ケーブル
くそ大変すぎる。
All Red Line
大英帝国の植民地経営に、海底ケーブルと電信で、植民地経営に活用できないか。そんなスケベ心で大西洋横断した後、カナダ横断し、太平洋も横断し、大英帝国領土をぜんぶつないだらしい。All Red Line というらしい。
大英帝国の版図、効率的で効果的な植民地経営、「領海」、最短の航海路、などを注視しながら見ると、地上と海底の電信ケーブルの敷設に邁進したのかわかる。
日本に届いたのは
- 太平洋横断ケーブルを香港経由で上海から長崎のと、
- イギリスからロシア横断してきたウラジオストックから長崎の、
2本が敷設されていた。
1871年前後の、日本史の出来事と、海底ケーブルの出来事をあわせて見ると、不思議な感慨がある。
大英帝国以外が後塵を拝していた理由
2020年代の今でこそ絶縁体として利用できる素材は多種多様である。
1850年代は絶縁体として利用できる素材が限られていて、ようやく耐水性のある絶縁体として見出されたガタパーチャは、大英帝国領土マレー、ボルネオのみで取れて、大英帝国が栽培輸入販売を独占していた。1950年台にポリエチレンが安価に製造できるようになってようやく覆ったようだ。
光ファイバーはいつからか
1970年代に技術を固めて、1980, 1990年代に海底ケーブルとしての敷設が始まったようだ。
日本で一般家庭向けは2001年だったようだ。
近年の海底ケーブル
大西洋横断ケーブルから、インターネットの現代に至るまで、電話や通信を中核事業とする企業が、海底ケーブルの敷設を主導していることがわかる。日本だとKDDとか(KDDIの前身ね)。しかし近年は、海底ケーブルを敷設のニュースは様相が異なり、つまり Google, Amazon, Facebook が表に名前を出してきている。これはどういうことか。以下の記事が短く整理していた。
- 誰かが敷設した海底ケーブルを利用すると通信費がかかる。何テラバイトに何ドルみたいな
- いっそのこと新規海底ケーブル敷設にガバッと出資してしまったほうが安い。 n ヶ月で出資分を回収できる
といった算盤勘定でやっているらしいようだ。
現在の海底ケーブル
どこからどこに、オーナーは誰で、というのが一目瞭然である。